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帯状疱疹は、水ぼうそうの原因にもなるウイルスによって発症する皮膚疾患です。 ピリピリとした痛みを感じる発疹が帯状にできるのが大きな特徴で、胸・背中・頭部・顔などに水ぶくれができます。 このウイルスは一度感染すると神経に潜伏し続けるため、症状がいったん治まっても、疲労やストレスで免疫力が落ちると、再び発症します。 症状が出たときは、早めに薬を飲むことで悪化を食い止めることができます。
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単純疱疹は口唇ヘルペスともいわれ、口の周りに水疱ができる病気です。 乳幼児の頃に感染し、その後成長して体の抵抗力が弱まったときに口や陰部に水疱を作る経過をたどるのが一般的です。 帯状疱疹と同じく、一度体内に入ったヘルペスウイルスを完全に駆除するのは難しいため、疲労、ストレス、風邪、直射日光などを避け、症状が出ないように生活することが最も大切です。 もし症状が出てきたら早めに薬を飲むようにしましょう。感染拡大を防ぐために、患部は触らないようにし、よく手を洗うようにして下さい。
アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返し、かゆみを伴う湿疹を主な病変とする慢性・再発性の皮膚疾患です。
早めに皮膚科医の診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。保湿剤、抗アレルギー剤、ステロイドの外用等で治療しますが、正しいスキンケアを行うことにより、症状を安定させることができます。 診察時に患者さん一人ひとりに詳しく病態や治療法の説明をしております。
じんましんは、最初、蚊に刺されたときのような小さな発疹ができ、やがて大きく広がっていく皮膚疾患です。 強いかゆみと盛り上がったに見える大きな腫れが特徴ですが、1日経てば症状は緩和することがほとんどです。 食べ物や薬のアレルギーが原因となるほか、疲れたときなどに原因不明のじんましんが発症することもあります。 通常は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬で治療します。症状が出始めたら、できるだけ早めに診察を受けるようにしましょう。
水虫は、白癬菌というカビが皮膚の角層に発育することで起こります。 代表的な症状は、足の指の間や足の裏の皮が剥けたり、水泡ができたりするものですます。強いかゆみをともなうイメージがありますが、約半数の人にかゆみはありません。 爪水虫は、白癬菌が爪に入り込み、爪が変形したり厚くなったり白く濁ったりします。 水虫は抗真菌剤の外用薬にて治療しますが、爪水虫には、飲み薬の治療が効果的です。
とびひは、その名の通り「飛び火」するように全身のあちこちに広がっていくのが特徴の皮膚の感染症です。 原因菌は、皮膚にできた傷口に黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などの菌が侵入することによって起こります。特に発症しやすいのは、鼻、背中とお腹、手足です。 水泡は破れやすく、中から出てきた汁に触れると感染します。特に7~9月は、あせも、湿疹、虫刺され、引っかき傷、すり傷などから二次感染を起こし、とびひが多く発生する季節です。
イボは医学用語で「尋常性疣贅(ゆうぜい)」といい、ウイルスを原因とする感染症です。 イボはお子さんに多く見られ、人から感染して、肘・膝部分や手足の末端部に発生しやすい特徴があります。 足の裏にできるイボは、魚の目やたこと間違えられることが多く、削ることで周囲に広がってしまいます。液体窒素による冷凍凝固法やサリチル酸絆創膏の貼付、漢方薬(ヨクイニン)により治療します。
水イボは、イボと異なるウイルスを原因とする、乳児や未就学児がよくかかる感染症です。 最初は湿疹と間違えられることが多く、かゆみや痛みがないため、かなり増えてきた段階での受診が多い病気です。 伝染性が強く、周囲にうつしてしまう可能性もあるので、気づいたら早めに受診しましょう。 治療は、水イボ専用のピンセットで一つひとつ取っていきますが、痛みを伴うため、当院では、事前に貼るタイプの麻酔テープを使用して取っております。
赤ちゃんからお年寄りまで、皮膚病の症状として最もよく見られるのが発疹です。
具体的には、皮膚が赤くなる、水ぶくれになる、皮が剥けるといった状態になり、ほとんどの場合、かゆみを伴います。
湿疹の原因にはアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などがありますが、それ以外にも多くの皮膚病と関係しています。
皮膚科で検査しても原因がわからないこともありますが、悪化させないためには早期の治療が肝心です。
白斑は、皮膚の色がまだらに白くなってしまう病気です。乾癬は、皮膚に赤み・かゆみ・ふけを伴う特徴的な症状が起こるもので、円形脱毛症は、一部分だけ毛が抜け落ちてしまう病気です。 難治性の皮膚疾患として知られるこれらは、エキシマライトという紫外線治療器で治療を行います。 かつての紫外線照射治療と異なり、エキシマライトでは疾患部位にのみ照射できるため、従来の紫外線照射治療よりも少ない治療回数で、高い効果を長続きさせられるのが特徴です。
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