サノレックスは、1992年に発売が開始された肥満症の治療薬です。国が承認した初めての食欲抑制剤で、脳の食欲中枢に直接作用して食欲を低下させます。
交感神経にも働くため、副交感神経が司る消化管の働きを抑える作用があり、結果、カロリーの摂取量が減り、体重減少につながります。
スタート時は、1日1回昼食前に1錠内服します。夕食時には食欲が戻ってしまうなど効果が不十分の場合は、1日の服用量を増量することがあります。
長い間、飲み続けることができない薬のため、服用している間に適切な食習慣と運動習慣を身につけることも重要です。